新年度を迎え
春休み期間中は多くの方々に遊園地をご利用いただき誠にありがとうございました。
子供たちの屋外で思いっきり声を上げる楽しそうな様子は見ていても気持ちが良いもので、ご家族の楽しい思い出づくりの場として遊園地が貢献できることを願ってやみません。
誠に遺憾なことですが、2年前には遊園地のスロープシューターの車両が追突するという、また観覧車の開閉扉を閉め忘れるという事故がありました。さらに9年前にはスカイビュートレインの衝撃吸収用の車輪が園路に落下する事故がありました。いずれも運行前点検時の見逃しや不注意という職員の初歩的なミスが原因でした。お客様には原因究明や開扉感知センサーや防落ネット等の物理的対策、その他遊具の一斉点検、職員の安全教育等で長い運休期間をとることになり多大なご迷惑をおかけいたしました。
これらの反省により、2度と同じ過ちを繰り返さないという強い決意のもと、安全点検を実施し、職員に対し危機管理意識及び安全確認教育の徹底を図るとともに、苦情・提案等の声にも真摯に対応し、お客様が安全に楽しくご利用いただくために努めてまいりました。また今後も引き続き努めてまいる所存でございます。
これから新緑の季節を迎えます。さわやかな風を感じて気分を一新するとともに、ご家族の楽しい思い出を遊園地で作っていただければ幸いと存じます。
平成30年4月7日
公益財団法人 東山公園協会 理事長 山 本 秀 隆