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2013.04.21

ヒナを拾わないで

動物相談コーナーには、毎年この時期になると「ヒナを拾ったけど引き取ってもらえますか?」「ヒナを育てるにはどうしたらいいですか?」など、野鳥のヒナに関する質問が多く寄せられます。地面にうずくまっているヒナを見つけると、ついつい手を出したくなる気持ちはよくわかります。

でも、相談コーナーでは次のようにお答えしています。

巣立ち前のヒナなら、近くに巣があるはずです。親鳥が人間の匂いを気にすることはないようですから、安全面や衛生面に気をつけて(手袋などをして)ヒナを巣に戻してください。
巣に戻せなくても近くに親がいて、食べ物を運んでくることがあります。巣立ち後なら、親が安全な場所へと導くこともあるので、そのままにしておいてください。ネコが心配な場合は、ヒナを近くの木の枝などに止まらせてあげてください。

このようにお話しても、「怪我もしているようだし、このままでは死んでしまう。」と言われる方もみえます。ヒナを拾って育てるという方法もありますが、人の手で育てたヒナを野性に戻すことは不可能です。ヒナが野性で暮らしていくには、親鳥からエサのとり方や危険を避けることを学ばなければなりません。人の手で育てたヒナは、このことを学んでいないからです。拾ったヒナは、一生、人が面倒をみることになります。果たして、拾われたヒナは幸せであったかどうか、意見の分かれるところです。

それでも「かわいそうだし、拾って育てる」と言われる方には、お住まいの県の鳥獣保護の担当部署に電話するよう伝えます。野鳥を許可なく飼育することは「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護法)」で禁止されています。保護する場合でも許可が必要になるからです。
写真は、園内で拾われたスズメのヒナです。このヒナは無事に巣に戻ることができました。

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